人生100年時代を元気に自分らしく生きるために ― 東京大学で講演を行いました
更新日:6 日前
先日、東京大学にて「人生100年時代 健康の秘訣に迫る ~がん・認知症・寝たきりを防ぐ最新医療と生活習慣~」というテーマで講演をさせていただきました。
当日は、オンラインでのご参加も含め、多くの方にご参加いただきました。誠にありがとうございました。
今回の講演でお伝えしたかったのは、人生100年時代を元気に過ごすために、「がん」「認知症」「寝たきり」をいかに予防し、健康な時間を長く保っていくかということです。

○「病気になってから」ではなく「病気になる前」から
人生100年時代といわれる今、ただ長生きするだけではなく、できるだけ長く健康で、自分らしい生活を続けていくことが大切です。
これまで医療は、病気を見つけ、治療することを大きな役割としてきました。もちろん、それが重要であることに変わりはありません。
一方で、これからは「病気になってから治療する」だけでなく、病気になる前から自分の体の状態を知り、将来の病気のリスクをできるだけ減らしていくという予防医療の考え方が、ますます重要になってくると考えています。
食事、運動、睡眠といった毎日の生活習慣を整えること。そして、自分自身が持っている免疫の働きや、年齢とともに変化していく体の状態にも目を向けること。
講演では、こうした予防医療の考え方をはじめ、がんの早期発見や免疫療法、再生医療、そして近年さまざまな研究が進められている水素吸入療法についてもお話ししました。
○水素と健康について
私たちの体では、呼吸をしたり、食べたものからエネルギーをつくったりする過程で、「活性酸素」が生じています。
活性酸素そのものは体に必要なものですが、過剰になると酸化ストレスが高まり、細胞や組織に負担をかけることが知られています。
水素については、この酸化ストレスとの関係をはじめ、さまざまな観点から研究が行われています。
ただし、「水素を吸えば病気が治る」というような単純なものではありません。
健康を守るために大切なのは、一つの方法だけに頼ることではなく、食事や運動、睡眠などの基本的な生活習慣を整えながら、自分の体の状態を知り、その時々に必要なものを取り入れていくことだと思います。
その選択肢の一つとして、私自身も水素の可能性に注目しています。
○5年後、10年後の健康のために
講演の最後には、私が日頃から大切にしている健康習慣についてもお話ししました。
・適度に体を動かす
・しっかりと睡眠をとる
・バランスの良い食事を心がける
・腸内環境を整える
・ストレスをためすぎない
・自分の体調の変化に目を向ける
どれも、決して特別なことではありません。
しかし、健康は一日でつくられるものではありません。こうした毎日の小さな積み重ねが、5年後、10年後の自分の体をつくっていくのだと思います。
私自身も、ストレスがたまったときには愛犬と散歩をしたり、ジムで体を動かしたり、心身をリフレッシュする時間を大切にしています。
医師だからといって、毎日完璧な生活を送っているわけではありません。
だからこそ、「健康のために」と無理をするよりも、自分が楽しみながら続けられることを見つけることが大切だと感じています。
○講演後の懇親会
講演終了後には、KDDI創業者の千本倖生様をはじめ、東京大学特任研究員であり、国際水素医科学研究会の理事を務めておられる包力高様など、多方面でご活躍されている皆様との懇親会にも参加させていただきました。


講演の中ではお話ししきれなかった健康や医療について意見を交わしたり、ご参加いただいた皆様と直接お話ししたりと、大変有意義な時間となりました。
第一線を歩んでこられた方々とお話しする中で、健康とは単に病気がないことではなく、いくつになっても社会とのつながりを持ち、自分らしく生き生きと過ごせることなのだと、改めて感じました。
「人生100年時代を、どうすればより元気に、そして豊かに生きられるのか」
長く生きることだけではなく、長く元気に、自分らしく生きること。
そのために医療に何ができるのかを、これからも考え続けていきたいと思います。
○これからの健康のために
今回、東京大学という貴重な場所でお話しする機会をいただき、多くの方が健康や予防医療に高い関心を持たれていることを改めて実感しました。
また、講演後の交流を通じて、多くの皆様とのご縁をいただけたことにも、心より感謝しております。
人生100年時代を迎え、医療に求められる役割も少しずつ変わってきています。
病気を早く見つけ、適切に治療することはもちろん大切です。一方で、病気になる前から自分の体と向き合い、できるだけ健康な状態を長く保っていくことも、これからの医療の大切な役割の一つだと考えています。
イミュナスクリニック日本橋でも、病気だけを見るのではなく、その方がこれからどのように健康に年齢を重ねていきたいのかということまで考えながら、お一人おひとりに合った医療をご提案していきたいと思っています。
健康づくりに、「これだけをすれば大丈夫」というものはありません。
まずは自分の体を知り、日々の生活の中でできることを少しずつ積み重ねていく。そのことが、5年後、10年後の健康につながっていくのではないでしょうか。
今回の講演が、ご自身はもちろん、ご家族や大切な方のこれからの健康について考えるきっかけとなれば嬉しく思います。
これからもイミュナスクリニック日本橋では、日々の健康づくりから予防医療、がん治療、再生医療まで、皆様のより健康で豊かな人生につながる情報を、わかりやすくお伝えしていきたいと思います。
改めまして、ご参加いただいた皆様、そして今回このような貴重な機会をいただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
イミュナスクリニック日本橋
理事長 杉野 三千男
